八ヶ岳山岳ガイド協会

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週間報告

 久野です。月、火で前穂北尾根へ行ってきました。
 明日から穂高、北穂東稜から奥穂、西穂縦走です。興味ある方はミキヤツ登山教室のホームページをご覧下さい。
 下降は重太郎新道なんですが、岳沢ヒュッテが再建を目指していました。と言っても、まだGoサインが出たわけでないらしく、その日を夢見て頑張っているそうです。

 ビレイ器具の件ですが、僕はATCとファシル(ジジ)のみです。
フリークライミングなんかでグリグリなどを使う人が多いのですが、僕は使いません。また、エイト環も特別な時意外は使いません。

 ATCは「制動力が自在」というメリットを活かして、トップの確保はこれのみで行っています。
 制動力が強すぎるエイト環やその器具だけで制動ができないグリグリなんかだと、体重の軽い人が墜落した時や、支点が貧弱な時にはとても危険です。

 また、下降も「放熱性」と「制動力の弱さ」というデメリットよりも、ロープがキンク(捻れない)しないという他にはないメリットを活かしてATCで行っています。
 マルチピッチやアルパインクライミングではATCでなく、少しでも放熱性の良いルベルソに変えています。

 セカンドの確保では当然、ジジなどのオートロックができるタイプです。それか、肩がらみ、グリップビレイ、半マストです。
 いまだにボディビレイ(器具を使って下向きの確保)やエイト環、ATCの支点掛けビレイを見ますが、いったい何処で習ったのでしょうか。去年実際に本人に聞いたところ、某岳連の講習会で教えてもらったといっていました。

 あと、先日自主研修中に、ファシルで片方のみにテンションがかかった時に器具が反転し、ロックがかからなくなるということがありました。
 これまでもそういう傾向があったし、知っていたので、注意していたのですが、今回は器具が反転することで、ロープまで入れ替わって、まったくグリップビレイと同じ状況になりました。
 ロープの太さも当然ですが、ロープの柔らかさにも原因があるようです。その時のロープはどうも柔らかいなーという印象があり、他の同じ径のロープではそこまでの状況になりませんでした。
 いずれにせよ、細いロープの時は注意が必要だし、ルベルシーノを積極的に利用すべきかと思います。
 
 道具は年々、良いものが出ますが、確保理論は時を経てもそうは変わらないはずです。確保理論にあった道具を選択し、使用するのが重要だと思います。


  1. 2006/08/17(木) 10:40:48|
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